ある日、沼田町にある昭和炭鉱跡に行ってきました。
昭和炭鉱は1930年(昭和5年)1月開業、1969年(昭和44年)4月30日閉山とのことです。
林道の入口には新たにゲートが設置され、車両の通行はできません。
ご覧のとおり林道の一部は崩壊が進んでおり危険です。
日没が近くなってきたため、建物跡を横目に早足で進んでいきます。
--- 【隧道マーケット】 ---
前回見つけることのできなかった「隧道マーケット」を小川の対岸に発見。
地図で見たイメージより、進んだ場所にありました。(右手奥に炭鉱住宅群を目視できました。)
内部は空気の停滞感があり、吐き気をもよおすような「気持ち悪さ」を感じました。
酸素不足だとすると危険です。
隧道(トンネル)の中では10店舗ほどが営業していたそうです。
往時はきっと賑わっていたのでしょうね。
「閉山反対」「みなさん手を握り合って頑張ろう」といったの張り紙も。
こちらは「待避所」だそうです。
電話ボックスか消防設備でもあったようにも思えます。
昭和42年9月1日の新聞でした。新聞って意外と持つものですね。
「父母負担軽減に逆行 名寄中創立記念事業のPTA寄付」
この先は水没していますが、その先にはトンネルの出口があるそうです。
--- 【炭鉱住宅】---
昭和炭鉱には最盛期で4000人ほどが暮らしていたそうです。
炭鉱住宅は残っていても、そこにいた人々の生活を想像できないほど、
年月が経過しているように感じました。
炭住内に生活感を感じさせるものはほとんど見当たらず
人工物でさえ、年月の経過とともに自然の中に飲み込まれてゆくようでした。
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