写真では道は右に曲がっていますが、直進し林道のような道を進みます。
道から少し外れた所にこのような場所がありました。こちらが源泉井でしょうか。
ごくわずかではありますが温泉がしみ出ているようでした。
においをかいでみるとそんなに強くはないものの、硫黄臭らしきものが感じられました。
ポンプのスイッチのようです。通電していないようです。
そばにはポンプもありました。このポンプで汲み上げた源泉を沸かして使っていたのでしょうか。
すぐそばには、タンクのようなものもありました。貯湯槽でしょうか。
さらに道を進むと、湿地帯の向こうには祠のようなものが見えました。
今回は、たまたま立ち寄ったので、長靴などもなかったため、近くまで行けませんでした。さらに歩くと、こんな場所を見つけました。
おおおー! ドバドバと水が流れ出ています。
けっこうな量の水が流れでています。ここから湧いているのでしょうか。
水温は低く、温泉らしい香りやツルツル感などの手触りは感じられませんでした。
パイプが付いていてどこかに配水されているようでした。
道を歩いて行くと砂防ダムがあり、その付近にはこのような場所もありました。
国道から光風館までの道路は石畳、その両側は桜並木となっていたそうです。
かつてあったという光風館を想像しながら、ここを後にしました。
… 光風館について
光風館は明治25年(1892年)に開業しています。当時は定山渓に一軒温泉宿があるだけという時代で、光風館は大勢の人で賑わったそうです。高松宮妃殿下がまだ徳川喜久子の頃、夏休みを光風館で過ごしたことがあるそうです。昭和15年(1940年)頃には経営困難となって閉鎖されました。
その後、昭和30年(1955年)「手稲温泉北家」として復活し、三眺荘・ヘルスセンターがとなりで営業していましたが、昭和50年(1975年)に廃業したそうです。
建物はしばらく残っていましたが平成6年(1994年)に火災のため消失したそうです。
参考サイト
幻の三十三カ所…札幌市手稲区のホームページ。光風館に関する記述あり
光風館(こうふうかん)<手稲温泉>…手稲区史跡ガイドホームページ
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